飯縄山

飯縄山は、長野市の西北、上水内郡旧戸隠村・同牟礼村との境にある山で、飯綱山とも書きます。長野市の最高峰で第三期凝灰岩上に噴出したコニーデ型の休火山です。此の山にはピークが二つあり、南のピークには飯縄神社(皇足穂命神社)
式内社(祭神は大戸道命・大戸辺命・保食命)が祀られております。付近に武田家家紋のある石の祠や、近世の修験者が諸霊山の地主神を勧請した数多くの碑や石の祠があります。
北にあるピーク(1917メートル)には三角点があります。山頂からは、東南方に富士山・浅間山を、西北に戸隠連峰,北に妙高・黒姫等信越の諸山、西南に飛騨山脈の山々を望むことが出来ます。
飯縄山は嘉祥三年(850)学問行者が開山し(戸隠山顕光寺流記)後に天福元年(1233)水内郡伊藤兵部大輔兼豊前守忠綱が隠遁して幣座の社を建て此処に籠もって修験道を始めたといわれています。鎌倉時代以降は修験となり、代々千日太夫が奉仕しました。峰近くには千日太夫屋敷跡という石垣積みの平地があります。
長野カントリークラブ飯縄コース9番ホールより

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